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ツキヨタケ
幼菌はシイタケによく似ている。名前(月夜茸)のとおり、暗闇ではヒダの部分が発光し、裂くと柄の付け根に黒褐色の斑点がある。傘は半円形で成熟すると紫褐色、径は10〜20cm。ヒダは白い。柄は太くて短く、縦によく裂ける。
●発生場所と季節
夏から秋にかけて、主にブナの倒木や枯幹に群生する。
●食中毒事例
原因食品 ツキヨタケ
発生年月日 平成6年9月28日
発生場所 大野郡白川村(飲食店 旅館)
摂食者数 11人
患者数 9人(うち受診9人、入院7人)
●概要(事件のあらまし)
9月26日、旅館に宿泊していたAさんが大野郡白川村地内の山林で、食用キノコと誤って毒キノコであるツキヨタケを採取した。それを、旅館で翌27日の夕食の味噌汁に入れて宿泊者10人に提供した。
18時30分頃に夕食を食べた11人(営業者1人を含む)のうち9人が、同日20時から21時30分にかけて、嘔気・嘔吐などの食中毒の症状となり、9人が病院へ受診し、うち7人が入院した。
キノコ入りの味噌汁が残っていたため、9月28日に岐阜県寒冷地林業試験場に鑑定を依頼したところ、ツキヨタケであることが判明した。
●原因(事件が起こった理由)
その旅館の経営者は、キノコに関する知識があまりないにもかかわらず、Aさんの採取したキノコを食用と間違えて、夕食に出してしまった。
ツキヨタケは、若いものはシイタケに似ており、多少成長したものはヒラタケやムキタケによく似ている。時には同じ樹上にツキヨタケとムキタケとが混ざって生えていることもあるので、1個ずつていねいに鑑別しなければならない。





















